観光客向けになってしまったLeonardo
残念な事に、商売がうまく行くと、品質が低下する飲食店は多い。残念ながら今日紹介するのはそのタイプ。
大聖堂の後ろ、という最高の立地に人が集まらないはずもなく、夏には大行列が出来ていたので、この数年避けていたが、連日の仕事疲れでどうしてもジェラートが食べたくなって、久しぶりに行ってみた。
超がっかり。ここは既にレベルが…だめだここは。以前はチャルダという固いコーンが手焼きだったのに、今はどう見ても(食べても)既製品。これで3.5ユーロ。値段は妥当、なぜなら
このコーンだと他の店も普通のコーンより高い。まぁ良心的観光客の店という事で、私のおすすめジェラート屋からは削除する。
Gelateria Leonardo
農家のジェラート、Sbrino
フィレンツェではここ数年の間にパセリのように新しいジェラート屋が開店した。ジェラート屋さんって儲かるのか?いやいや、その中の何店が一年以上持ちこたえただろう?
しばらくフィレンツェを離れていた間に、また一軒発見。う〜んここは店構えが気になるぞ。
以前は生パスタの店だった。観光客が比較的少ないカルミネ教会地区。
店の中も良い感じ。
何といと言っても店員のお姉さんの感じがいい。「味見してみる?」と。
基本フルーツ系を選ぶので、この時期はほとんどイチゴ&レモンになってしまう。でも「gelatificio contadino(農家のジェラート製作所)」とうたっているだけあって、原料にこだわっている事が札から分かる。フルーツ系は中身の見えない容器の中。中身が見られないのは残念だけど、これの方が保管には良いらしい。コーンも良い感じ。もちろんお値段も平均的。
この辺りはジェラート屋さんがないので、サント·スピリト教会やカルミネ教会に行った後などに寄ると良いかと。
Sbrino
via de' Serragli 32
メディチのジェラート、Gelateria de' Medici
ジェラート発祥の地は、フィレンツェと言われている。Buon Talenti(ボン·タレンティ)がメディチ家のパーティーのために考案。かき氷みたいなものだったとか。
「メディチ家のジェラート」というジェラート屋さんがフィレンツェには有る。以前はちょっと行きづらい場所に有ったけど、今は十分街の中心から歩いて行ける。
ここは個人的にフルーツ系がおすすめだが、この時期出てるフルーツはイチゴくらい。でもむやみやたらに一年中フルーツ出てる店はダメ。季節のフルーツではないイコール手作りではない、と繋がるわけ。
ということで、レモンとイチゴ
天使のイラストで、最近イタリア以外の国にも進出している"アモリーノ"というジェラート屋さんみたいに花の形にしてくれた。
Gelateria de'Medici
地元の人が集う広場のジェラート屋、Gelateria della Passera
この広場を私は密かに「うまいもの広場」と呼んでいる。
この広場に有るレストランはどこも外れがない。
フィレンツェでは珍しく一玉(味)1ユーロで食べられる。個人的には一玉のコーンが好きだが、昨日は2種類食べたくて…
レモンとピンクグレープフルーツ。レモンは結構酸っぱい。
イタリアのミシュラン、ガンベロロッソに
選ばれてる。
Gelateria della Passera
https://gelaterialapassera.wordpress.com/
シチリアの香り、Arà: è Sicilia
前日友達と話していて、久しぶりに食べたくなったAràのジェラート。
Stracciatella(チョコチップ)とピスタチオ
ピスタチオはイタリアの伝統的な食材で、品質管理と産品保護のため地域を指定した上、基準をみたすものにのみ与えられるD.O.P.というデノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・プロテッタ( Denominazione di Origine Protetta)を獲得しているBronteのピスタチオを使っているため0.50€増し。
こちらはジェラートだけでなくシチリアの食べ物にに特化したBar
時期的にまだ少々早いけどコーヒーのグラニータに生クリームを入れたものが絶品。
アカデミア美術館から徒歩1分。同じ経営者のレストランもおすすめです。
「ジェラートの王」という名のジェラート屋さん、Il Re Gelato
シチリア系のお菓子やアランチーニなども置いている、フィレンツェのイベント会場Fortezza da Basso(バッソ要塞)にほど近いこちらのお店。
個人的なおすすめはジェラートよりもグラニータというかき氷みたいなもの。
グラニータならCaffè con panna(コーヒーに生クリーム)が断然おすすめ。
一番小さいものでも2種類選ぶことなんかもできます。
昨日たまたま近くを通ったので、ジェラートを。
アーモンドとStracciatellaというチョコチップです。
ここはフルーツ系がおいしいのですが、この時期まだフルーツは難しい。
これで2€
Il Re Gelato
Viale Filippo Strozzi, 8/red, 50139 Firenze
フィレンツェで一番おいしいジェラート La Sorbettiera
現在仕事のためにフィレンツェに戻っています。
ということで、ほったらかしになっていたこちらのブログを再開(スタートしてない?)
ほとんど毎日ジェラートを食べているので、フィレンツェのおいしいジェラート屋さん(Gelateria)をご紹介していきたいと思います。
(あくまでも個人的な意見です。)
よく「フィレンツェで一番おいしいジェラート屋さんはどこですか?」と聞かれますが、私はまずその人がどれくらい時間が有るかで、答えを変えています。
旅行で来ていて、せいぜい1日くらいしか自由時間がない人、土地勘がない人にはここはちょっと教えません。なぜなら場所がちょっと中心街から離れているから。
でも私のフィレンツェでの一番はここです!!
Gelateria La Sorbettiera
Piazza Torquato Tasso, 11/r, 50123 Firenze
今日はフィレンツェ生まれのbuontalenti(ボンタレンティ)というクリーム系とキャラメル。
すごく大きなキャラメルが入っていました。
このお店のジェラートは比較的クリーミー
最近分かったのはこのクリーミーさが絶品ジェラートの条件の一つだと思います。
日清製粉のコーンしかない日本とは違い、イタリアのコーンはお店によってさまざま、是非そちらもご賞味あれ。
もしコーンが少々湿気ている場合は、ジェラートの回転が悪い、あまり流行ってないお店かもしれません。
また真の手作りジェラート店では、季節ごとの材料を使用しているため、例えばフルーツ系など、その季節にそぐわないものが、恐ろしく着色された状態で売られていたらそれもダメ!!例えば今の時期ならフルーツ系はイチゴくらいかな?そんなところをお店を選ぶ材料にしていただければと思います。
また現在イタリアのジェラートの平均料金は2€で2味。
勿論コーンの種類(手焼きは少し高い)や何種類かにもよりますが、大抵2€も出せば日本人の私たちはお腹いっぱいです。
本当においしいジェラートを是非イタリア滞在中にいっぱい召し上がってくださいね。
Buon appetito!!